松見公園(2)~つくば市とその周辺の風景写真案内(49)

松見公園(2)

今回の機材は。パナソニックのLX-100です。現行機種LX-200の1世代前のコンデジです。このコンデジは、変わった特徴があります。

ひとつは、コンデジですが、センサーは4/3を積んでいます。コンデジでは大きいです。ただし、縦横比を変えると、センサーをトリミングして使うため、実質は1インチと同じサイズのようです。

もうひとつは、ライカブランドであることです。このカメラは、パナソニックがライカブランドを付けてい売っています。これは、製造はパナソニックですが、設計、試作段階で、ライカの協力と了承を得て、作っているカメラであることを意味します。こうしたパナソニックのカメラは、俗称パナライカと呼ばれます。ライカのレンズやカメラは、非常に高価で、普通の人には手が出ません。このカメラも、同じものをパナソニックがライカOEM提供していて、同じハードウェアが、パナライカでなく、純粋ライカブランドマークがつくと、価格が2倍になります。まあ、要するにpoor man's Leicaというわです。

第3に、インターフェースが変わっています。この機種には、露出優先、絞り優先、プログラムモード、マニュアルとインテリジェントオートしかありません。オートモードというのは、カメラを趣味としていない人には、救世主で、シャッターだけを押せばよいのですが、筆者にとっては、事故多発地帯でもあります。というのは、オートモードでカメラがどのように自動操作をするかは、メーカー毎、カメラ毎に異なっているからです。たとえば、RAWで撮影したつもりが、Jpegになっていたというような失敗が起こります。オートモードでは、RAWに対応している場合としていない場合があるからです。また、基準露出を変更しても、オートモードの撮影には反映されないことが多いです。コンデジなどのセンサーの小さいカメラでは、白飛びすることが多いので、筆者は露出は下げて撮影しています。さて、このカメラの変わっているところは、オートモードでも、基準露出の変更が反映されることです。

さて、松見公園に再度挑戦していったところ、鳥が飛んでいたので、すかさず、シャッターを押しました。最近、Kritaで写真の思ったところに鳥をいれたいと思っていますが、写真1、2は合成ではなく、飛んでいる鳥をうつしたものです。これらの写真は、ファインダーをのぞく時間はないので、タワーにカメラを向けて、オートモードで、そのままシャッターを切っています。

さて、現像しようとして、失敗に気づきました。基準露出が、-2EVよりも小さいのです。通常は-0.7EVを使っているのですが、あやまって、露出レバーに触ってしまったようです。その結果、ISOが3200になっていました。最新のフルサイズセンサーカメラではあれば、3200は問題ではないと思いますが、古い4/3センサーなので、良いとはいえません。ということで、今回も事故になってしまいした。ノイズリダクションで解像度が若干落ちています。

通常は、絞り優先で、保険をかけるために、オートモードも併用します。しかし、このカメラでは、露出については、オートモードは保険にならなかったわけです。

 

写真1は日の丸構図です。写真2は、鳥が右にきたので、鳥が中央に近くなるように、タワーを左にずらしています。

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写真1 松タワー

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写真2 松見タワー