感染者数はイタリアが韓国より多くなりましたが、感染率でみると韓国の方が高くなります。
クルーズ船を除くと、日本の感染率は、依然として、考えられないくらい低いです。
ただし、台湾のように、完全に増加が止まっているわけではありません。つまり、国内から排除出来てはいません。フランスは、排除できるレベルは超えたという対策に切り替えています。
日本の場合、事故のリスクから有人宇宙船が難しいように、ゼロリスクを目指して、コスト度外視で、一つの項目だけを追跡する傾向が従来から指摘されています。
リスクマネジメントでは、ゼロリスクを目指していけないことになっています。ゼロリスクを目指すと、ターゲット以外のより大きなリスクが無視されて、かえって被害を大きくしたり、事故報告が隠蔽されたりするからです。
ここまで世界中にひろがってしまったら、水際対策は、無理であるというフランスの判断が正しいとおもいます。
そして、なによりも、エビデンスに基づかず、雰囲気で、意思決定されていることが問題と思います。