以下引用----------------------------------------------------------------------------------------------------
=>この新しいワークフローを最適に使用するには、「 input color profile」モジュールで「 linear Rec2020 RGB 」作業プロファイルをアクティブにすることを強くお勧めします( 「linear prophoto RGB 」も使用できます) 。
=>このコンテキストでは、darktable 「 preferences」、tab「 core options」、heading「 quality」 の3つの新しいオプションを使用して、「ベースカーブ」および「シャープ化」モジュールを無効にすることも強くお勧めします。
(訳注:上の2つのパラグラフは、ソフトでは動作確認がとれていません。次のPierreのビデオを見ると、ダークルームに「 input color profile」が表示されているのですが、筆者の3.0では表示されません。2番目のパラグラフも同様に確認がとれません。)
引用終わり-----------------------------------------------------------------------
ここの[Input color profile」モジュールがわかりましたので、パイプラインと共に補足をしておきます。
まず、ダークテーブルを開くと、右の窓にモジュールのリストがあらわれます。
モジュールリストの先頭には、アイコンがついていて、左から順に、アクティブモジュール、お気に入りモジュール、基本グループ、トーングループ、カラーグループ、補正グループ、効果グループになっています。
次の図は、アクティブモジュールを表示している例です。
ここで、アクティブモジュールのアイコンをダブルクリックするとすべてのモジュールがピクセルパイプラインの順に表示さます。
次の図がピクセルパイプラインを示しています。
この中に「カラープロプロファイルを入力」( input color profile)というモジュールがあります。
これを開くと、次の図のようになります。
解説の指示は以下でした。
「 linear Rec2020 RGB 」作業プロファイルをアクティブにすることを強くお勧めします。
開いたモジュールを見ると、作業ファイルには、「 linear Rec2020 RGB 」が指定されいます。
パイプラインの説明は以下です。
画像処理チェーン(パイプライン)は徹底的に見直され、最適化されました。ダークルームでこれらのモジュールの Shift+Ctrl+Drag&Drop
を使用して、またはインスタンスメニューとup / downオプションを使用して、モジュールの順序が変更できるようになりました。
まず、 Shift+Ctrl+Drag&Drop
はそのままなので、説明は不要と思われます。
「インスタンスメニューとup / downオプションを使用して」の部分を説明します。
モジュールの右にある3つのボタンのうち、一番左側に マウスをあてると、次のメッセージがあらわれます。
ここで、ボタンをクリックすると「上へ移動」と「下へ移動」のサブメニューがあらわれますので、これを使えばモジュールを移動させることができます。
最後に、今まで、最適化されているはずのパイぴラインの順序をどうして変える必要があるかをのべておきます。
これは、Aurélien PIERREのyou tubeを見ればわかるのですが、Aurélien PIERREのパイプライインの順番にたいする考え方は独特です。
写真を場合に、被写体に反射した光がレンズを通って、センサーの上にに電気信号を生じて、RAW画像が作成されます。
RAW現像は、この順番を逆にたどって、もとの物体から得られた光をできるだけ再現するべきであるというのが、Aurélien PIERREの考え方です。こうしますと、反射光がレンズに到達する間のヘイズノイズ、光がレンズを通過する間のレンズのひずみ、光がセンサーにあたって、電気信号に変換されるときに生ずるノイズの3種類は、逆順に処理されて初めて、元の画像に近づけることになります。
ノイズ除去ー>レンズ補正ー>ヘイズ補正
が正しい順番になります。
一方現在のパイプラインでは、上記の3つについては、正しい順番のが守られていますが、全てに徹底しているとまではいえません。あるいは、Lab色空間での編集に合わせた順序になっていると言い換えてよいかもしれません。