紅葉を鮮やかにするには~カラーゾーン(darktable3.0第47回)

カラーゾーンは、色別に、明度、彩度、色相を変えるツールです。コントラスト、明るさ、彩度モジュールが、全ての色に対して、効果が均等に働くのに対して、色別に、パラメータを細かくセットできる長所があります。

モジュール名はカラーゾーンですが、ゾーンシステムとはとくに関係はないようです。

カラーゾーンモジュールのパラメータ設定はいかです。ここでは、彩度パラメータを選択し、赤色を強調するように設定しました。

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カラーゾーン 彩度パラメータの設定

 

左が元の画像、右が、カラーゾーン処理をした画像です。

機能はカラールックアップテーブルににていますが、目立たない自然な感じで赤色が強調されています。

カラールックアップテーブルやカラー調整も似た機能を持っています。カラーゾーンの場合には、特定の色は変化させないことを明示的に指示できる点に利点があると思われます、

 

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サンプル1

 

カラーソーンの明度パラメータを変更した例です。process modeは、デフォルトのstrongから平滑化に変更してあります。

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カラーゾーン 明度パラメータの設定


 

 

左が元の画像、右が、カラーゾーン処理をした画像です。シャドウをあげるのと似た効果が出せます。いま、左上の木の枝の色がおかしいことに気づきました。処理をもう少し弱くかけるべきかもしれません。

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サンプル2

 

カラーゾーンには多数のパラメータがあります。すこし、操作した感じでは、紹介した2種類が使いやすくおもわれました。それ以外のパラメータは、かけすぎに注意しながら使う必要があると思われました。