バイラテラルグリッドとローカルラプラシアンの2つのアルゴリズムがあります。2つのアルゴリズムとも、Lab色空間のLのみに作用するので、明暗のみが変化し、色は変化しません。
なお、パラメータについては、キーワードで概要を理解し、実際に、変化させて、結果をみて理解すればよいと思います。
ローカルラプラシアン・フィルタ
このアルゴリズムは、トーンカーブの一部修正と対応します。ただし、機能別に、トーンカーブを修正できる点が、このモジュールの利点になります。ここでは、モジュールの効きを確認するために、あえて、パラメータの変化を大きく取っていますので、出来上がりは、不自然な感じをうけます。実際には、モジュールを使っていることがすぐには、わからない程度に、パラメータを効かせるべきです。なお、以下の例は、ピクセル等倍で表示していますので、処理にともなうノイズの増加が目立っていますが、A4程度に全体を表示する場合には、これほど、ノイズが気になることはありません。ノイズ低減(平滑化)以外の画像処理をすると、処理に伴いノイズは増加します。特に、パラメータを大きく効かせると、ノイズは増加します。なので、必要以上に画像をいじらないことがポイントになります。
最初の例のパラメータです。
処理結果の比較です。右が、フィルタあり、左がフィルタなしです。
2番目の例のパラメータです。
処理結果です。右が、フィルターあり、左がフィルタなしです。
バイラテラルグリッド・フィルタ
こちらでも、処理によるノイズの増加が気になります。
2番目の例のパラメータです。
処理結果です。右が、フィルターあり、左がフィルターなしです。
まとめ