EF-M用のSigma16mm1.4 DC DNを買いました(その3)

10月26日の試し撮りで、レンズの比較をしてみたので、その結果を報告します。

手持ちのEF-Mのレンズで、シグマと同じ画角16mmを撮影できるレンズには、キットレンズの15-45mm f/3.5-5.6と広角ズームの11-22mm f/4-5.6の2本になります。この2本の画角を16mmにセットして、風景写真の定番F8よりひとつ小さいのF7.1で比較してみました。これは、次回に説明しますm4/3を配慮して、少し、Fを落としました。以下の現像は、darktableのデフォルトで、カメラのJpegではありません。

撮影は三脚とタイマーを使っています。

 

キットレンズ 15-45mm f/3.5-5.6

これが、基準の写りということになります。16mm.f/7.1、1/1250se、ISO200です。

実は、最初は、キットレンズの方が、解像していないように思ったのですが、EXIFを見ると距離が出ていました。焦点が近かったのです。そこで、距離の出ていないショットに差し替えたら、差が、ほとんどなくなりました。他の2本のレンズもEXIFで距離が出ていないことを確認しています。

f:id:computer_philosopher:20191029232235p:plain

キットレンズ 15-45mm f/3.5-5.6

ピクセル等倍

等倍は、荒れてはいますが、崩れてはいません。最近のキットレンズは、一昔前と比べると、各段に性能があがっていると思います。

 

f:id:computer_philosopher:20191029232300p:plain

キットレンズ 15-45mm f/3.5-5.6 ピクセル等倍

広角ズーム 11-22mm f/4-5.6

16mm、f/7.1、1/1250sec、ISO200です。

15mmより若干すっきりした感じですが、大差があるとまでは言えません。このレンズの第1の魅力は画角でしょう。

f:id:computer_philosopher:20191029232429p:plain

広角ズーム 11-22mm f/4-5.6

 

ピクセル等倍

15mmより、少し、良くなっいます。

f:id:computer_philosopher:20191029232510p:plain

広角ズーム 11-22mm f/4-5.6 ピクセル等倍



Sigma16mm1.4 DC DN

16mm、f/7.1、1/1000sec、ISO200です。

11mmより若干すっきりしているかもしれません。でも、差はあまりありません。

f:id:computer_philosopher:20191029232638p:plain

Sigma16mm1.4 DC DN

 

ピクセル等倍

11mmより若干ようかなという感じです。先入観かもいるません。差はあまりありません。

f:id:computer_philosopher:20191029232700p:plain

Sigma16mm1.4 DC DN ピクセル等倍

 

Sigma vs. 11mm

左(Sigma)と右(11mm)の差はほとんどありません。11mmがズームであること、価格がほぼ同じことを考えると、11mmは健闘しています。

f:id:computer_philosopher:20191029232908p:plain

Sigma vs. 11mm


 

Sigma vs. 15mm

左(Sigma)と、右(15mm)はあまり差がないと思います。

f:id:computer_philosopher:20191029233005p:plain

Sigma vs. 15mm

 

F7.1に絞っていることもあると思いますが、Canonのレンズは2本とも、健闘していると思います。

これから見ると、F8付近で使う限り、あえてSigmaを買うことはないともおもわれます。

Canonは、限られた予算の中で、大きな破綻のないバランスの取れたレンズを作ることが大変上手だと思います。