画像編集の基本は、トーンカーブの変化にあります。例えば、露光モジュールのEVの変更は、トーンカーブに反映されます。トーカーブをもっとも少ないパラメータで変更する方法は、トーンカーブを表す関数のガンマ値の変更になります。コントラスト、明るさ、彩度モジュールは、ガンマ値の変更に対応しています。
すべてのモジュールの中で、1つだけしか、使えないとしたら、このモジュールを使うべきです。
傾きの補正や、トリミングといった形状の変化以外の処理は、このモジュールで基本処理ができます。
露光モジュールを使わずに、画像を明るくできます。
コントラスト 明るさ 彩度
サンプル画像は、露光モジュールの説明で取り上げた画像です。
コントラスト、明るさ、彩度モジュールを開きます。プリセット値は全てゼロです。
明るさを中心に、中央画面を見ながら、スライダーで値を変えました。
次が、編集後の画像です。
細かな点は変更できませんが、基本的な編集はこのモジュールだけで可能です。また、必ずしも露光モジュールが必須でないこともわかると思います。
履歴の削除
今回のおまけです。
色々な編集を続けていくと、履歴スタックが大きくなります。部分的な履歴の削除方法は説明しました。しかし、履歴が、大きくなりすぎると、履歴そのものをリセットしたい場合があります。そのときには、履歴自体を削除できます。
まず、ライトテーブルを開きます。対象画像を選びます。1つの画像だけであれば、マウスの左クリックで抽出できます。複数の画像を選ぶには、CNTLキーを押しながら、マウスをクリックします。
次の例では、左から3,4番目の画像が抽出されました。
右パネルにある履歴スタックから、破棄を選びます。
次の確認が出るので、良ければ、OKを選びます。このときに、枚数に注意します。
3枚以上であれば、上の2枚の画像以外の画像も抽出されていることになります。
履歴を削除しても、編集元の画像は残っています。
今回は以上です。