次は、池と空を含む写真で、露光の問題は次の2つです。
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水面の露光が空に比べて少ない。
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全体に露光が少なすぎる。
全体の露光量を変えるには、前回説明したように、露光モジュールで露光の値を変えればよいのです。一方、水面だけを明るくするのであれば、この方法では、空が明るくなりすぎます。そこで、描画マスクのグラデーションマスクを使ってみます。
露光モジュールで、ブレンドを描画マスク、グラデーションを選ぶと次のように、グラデーションの表示が中央画面に現れます。
そこで、グラデーションの位置、変化量を調整、露光量を調整します。ここでは、マスクの反転をONにしています。
確認のためにマスクを表示すると次になります。
モジュールの複製
グラデーションマスクのガイドを外した写真ですが、まだ、全体が暗く感じられるので、全体の露光を調整することにします。
露光のモジュールの四角化が重なったアイコンを左クリックすると、メニューが出てくるので、「インスタンスの複製」を選びます。(補助ガイドは、「マウスの中クリック」と説明がでますが、中クリックでは何も起こらないので、左クリックでサブメニューを表示して、インスタンス(ここでは露光モジュール)を複製します。)
次のよう露光モジュールが2つできればOKです。
傾き補正
露光モジュールが2つできたら、1つは、クラデーションマスクを使った露光補正を、1つは、全体の露光補正に使います。次が、その結果ですが、水面が少し、傾いているのが気になります。
トリミングと回転モジュールを開きます。
マウスの右をクリックしたまま、水面の境をなぞると、傾きを自動的に算出して、補正してくれます。
次が、補正結果で、必要なトリミングが自動的になされています。
raw画像補正では、露出不足の黒い画像や、逆光画像を補正することが可能です。しかし、逆に、白飛びした露出過多の画像は、白い部分にはデータがないため、補正することは困難です。