前回の続きです。
露出補正を-2ev,0,+2evに変化させた、次の画像を撮影したところまで、説明しました。
絞り、露光時間、ISOのデータは、EXIFに書かれており、ダークルームで画像を表示したときの情報に表示されます。
0EVなどの基準露光量のシフト値は、デフォルトのdarktableの画像情報には表示されませんが、EXIFを表示するソフトで、確認すると、RAWとJPEGのEXIFに書き込まれていることがわかります。
露光モジュールの使い方
今回は、露光のモジュールの使い方を説明します。
上でとった、写真を使って、次のような演習を考えてみました。ここでは、-2evの画像の露光を補正して、0evの画像に近づけてみます。
まず、-2EVの画像を読み込んで、露光モジュールを開きます。
ここで、注意したいのは、EXIFに書き込まれている-2evのデータが、露光モジュールには引き継がれておらず、0.00EVになっていることです。次が読み込んだ画像です。
露光のスライダーの上でマウスを右クリックすると、次のような入力窓が開くので、2.0とキーボードから入力します。
すると、露光の値が次のように2.0になります。
画像は次のようになります。
ここで、スナップショットをとります。
EV0の画像を読み込みます。
ほぼ、同じ露光量であることが確認できます。
先ほどとった、スナップショットを表示して比較します。
カメラをテーブルの上に置いて、ブランケットで連射して撮ったので、画像にずれはないと思ったのですが、画像に微妙なすれがあります。しかし、2枚の画像の明るさは同じです。
まとめ