darktableとデジタル画像処理

MFT(マイクロフォーサーズ)とは何か(1)DMC-G1の時代

1)DMC-G1の時代 MFTは、2008年に、パナソニックが初めて、LUMIX DMC-G1というカメラで採用したミラーレスの規格です。 センサーサイズをフルサイズより小さくしました。 規格の本質はこれだけです。 以下に、最初の頃のレンズのラインアップを示します。 M…

メーカー指定価格

10月末に、パナソニックが、新しいカメラG9MK2を出します。 このカメラは、メーカー指定価格になるのではないかと言われています。 現在、パナソニックは、高額商品を中心に、全体の2割程度をメーカー指定価格にしています。 メーカー指定価格は、新製品が出…

レンズのRAWの評価

高価なレンズは、ボケが綺麗ですが、価格が上がるにつれ、大きく、重くなります。 画角とF値は、はRAW編集では、調整できませんが、ボケは調整可能です。 問題は、レンズの評価が、Jpeg中心である点です。 今回は、レファレンスのレンズにCANONのEF50mmF1.8…

ライカ M8 カメラ スタンダードLUT

Leica M8 カメラの jpg 出力をシミュレートする Lut が公開されています。 筆者は、MFTで、パナライカのレンズも使っています。 パナライカのレンズでは、独特の色のりがあります。 富士フィルムのカメラも、独特の色のりをしますが、それは、LUTで、7割程度…

洞峰公園のコスモス~つくば市とその周辺の風景写真案内(1165)

小貝川ふれあい公園のHPでは、コスモスのシーズンは、10月中旬、彼岸花のシーズンは、お彼岸から10月1日までになっています。 今年の洞峰公園のコスモスは、9月中旬には、咲き始めました。 彼岸花が咲くより前です。 9月下旬から10月初旬には、既に、種がで…

darktableとブラックミストフィルター代替機能

ブラックミストフィルターというソフトフィルタ―があります。 シネマ用角型フィルターを、スチル用円形フィルターとして再開発したものです。次の特性があります。 (1) 解像度を保ちコントラストとシャープネスは控えめに描写(2)ハイライトを抑えシャ…

彼岸花と望遠レンズ

帆引き船の撮影に、70-300㎜(換算140-600㎜)のレンズをもって、霞ヶ浦総合公園に行きました。 彼岸花が、咲いていたので、撮影しました。 画角は、100から200mmの間です。 帆引き船がなければ、300㎜の超望遠は使うべきではありません。 撮影結果を載せま…

MFTの200mm

最近のレンズのカタログの見方が少し進歩した気がします。 MFTの200㎜を例に説明します。 大三元レンズは、広角12-24㎜F2.8、標準24-70㎜F2.8,、望遠70-200mmF2.8で構成されます。フルサイズのセンサーのカメラでは、1本30万円が相場です。 プロのカメラマン…

被写界深度と圧縮効果~彼岸花を例に

彼岸花の撮影例です。 花の撮影では、雄蕊か雌蕊に焦点を合わせることが基本といわれますが、彼岸花は、雄蕊が外側に広がっているので、全ての雄蕊に焦点を合わせることは困難です。 カメラはMFTです。 写真1は、60㎜F2.8のマクロで、F2.8で撮影しています…

時系列データから何を学ぶか(経営学の教材)(2)

2)MFT MFTが問題であったかをアブダプションで考えてみます。 2003年に、オリンパスが、FTのカメラを出します。 2008年に、パナソニックは、MFTのカメラを出します。 2009年に、オリンパスが、MFTのカメラを出します。 2010年に、ソニーは、EマウントのAPC…

PENTAX Super Takumar 55mm F1.8と色収差

PENTAX Super Takumar 55mm F1.8は、筆者が、最初に一眼レフを使った時のレンズです。 Super-Takumar 50mm F1.4だった可能性もありますが、お値段からすると、F1.8だったと思われます。 このレンズは、オールドレンズ入門になっています。 写真1が、PENTAX …

時系列データから何を学ぶか(経営学の教材)(1)

1)パナソニックのデジカメ 1-1)シェアの減少 今回のテーマは時系列データの読み方で、正解はありません。 2022年1月11日 の日経新聞の記事「パナソニック、カメラ事業正念場 動画配信に活路」は、2022年1月11日のデジカメInfoの記事「パナソニック『今…

MFTとは、何だったのか

弘経寺に、彼岸花の写真を撮りにいったら、カメラマンが大勢しました。 例によって、多数派は。キャノンのフルサイズですが、MFTのサブカメラを持っている人もいました。 フルサイズのカメラでも、中古であれば、ほどほどの価格で購入できます。 135㎜のフル…

パナソニックのMFTの自動焦点の中ぬけ

パナソニックのMFTの自動焦点は、最近になって、やっと位相差に対応しています。 :2022年1月11日nデジカメinfoで、パナソニックのカメラの問題点が論じられています。 AFの問題点の指摘が多いです。 特に、「動画のAF-Cがピント抜ける、ウォブリングするで…

Channel mixerを巡って(1)

チャンネル・ミキサー(Channel mixer)は、darktable 3,4から削除され、color calibration moduleを代わりに使うことになっています。 しかし、話は、それでは終わりません。 Bushcrafterさんが、Jo Stephenさんの色変換を簡単に行うためのLUTを公開してい…

MFTの中望遠のDOF

ボケ量を推定するために、被写界深度(DOF)を比較してみます.。 次のMFTの中望遠を比較しています。 45mm付近で、F1.2とF1.7(or F1.8)のDOF差は、あまり大きくない。 60mmF2.8は、1mのDOFは、その中間のDOFになる。 56mmF1.4は、1mのDOFは、45㎜1.2より小…

カメラの過渡期

ニコンが、Zfに、ピクセルシフトマルチショットを搭載してきました。 ニコンの説明は以下です。 < 新次元のディテール — ピクセルシフト撮影【NEW】 天井画をはじめとする建築装飾の細かなディテールや美術品の緻密な色彩、昆虫や鉱物の精緻な構造などを、…

明るいレンズのピントの合わせ方

明るいレンズでは、被写界深度が浅くなり、焦点で合わせることが困難になります。 SIGMA 30mmF1.4について、次の方法で、マニュアルで、F1.4で焦点を合わせる方法がのっていました。 「絞りをF2.8にセットして拡大した状態でプレビューボタンを押してピント…

SIGMA DNシリーズArtライン再考

2013年にシグマは、APS-C(Eマウント)とMFT用に3本のレンズを発売しました。 19mm F2.8 DN 2013年 3月22日 発売 (税別):¥24,000 最短撮影距離 0.2m 30mm F2.8 DN 2013年 3月22日 発売 (税別):¥24,000 最短撮影距離 0.3m 60mm F2.8 DN 2013年 5月17日 …

被写界深度の計算

犬とロケットの写真の場合の問題です。 撮影したい写真は、写真1のようなアングルです。 写真2を見ると、犬には、焦点があっていません。 「カメラの被写界深度の計算 」のページで計算してみます。 後方20mに焦点を合わせて場合で14㎜の場合です。 F4で、…

OMシステムのプリセットMFと星空AF

OMシステムカメラには、プリセットMFと星空AFがあります。 星空AFは、最近の機種に搭載された機能です。 星空の撮影に、無限遠を出すには、これが便利なことはわかります。 疑問は、プリセットMFで、プリセット距離を最遠(999.9m)に、すれば同じことができ…

パナソニックにみるレンズの設計費用(19)50mmのMTF

標準画角の50mmのMTFについて、考えてみます。 図1が、レファレンスになるCANONのEF-50mmF1.8です。 パナソニックの40%ルールで見ると、10㎜より外側は、問題外の画質になりますが、ここに、主題がこなければ、問題がないとう設計思想です。 中央の解像…

マクロコンバーター MCON-P02+LUMIX G 42.5mm / F1.7

M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8用に、マクロコンバーター MCON-P02を購入したのですが。思ったほど寄れないこと、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8に、 MCON-P02をつけると、ハンドリングが心配になり、使っていません。でっぱりにぶつけて、壊す危険性があります。 結…

パナソニックにみるレンズの設計費用(18)25mmのMTF

MFTの25mmのレンズについて考えてみます。 レンズの評価は、ネットで見られます。 あえて、評価を追加する理由は次の点です。 (1)Jpegでなく、RAWを中心に考えたい。 (2)サイズが大きいレンズは、F値が大きくなり、高価になります。 しかし、携帯性が…

パナソニックにみるレンズの設計費用(17)G9II のサブスクリプション

G9IIが発売されました。 MFTが出てきたときに、パナソニックにカメラは、カメラとレンズの設計ルールを変えました。 筆者は、フルサイズについても、パナソニックにカメラは、カメラとレンズの設計ルールを変える可能性があると思って、注目しています。 例…

パナソニックにみるレンズの設計費用(16)設計思想の理解

設計思想の理解 パナソニックが、MFTのカメラとレンズに参入した時には、「レンズは電動(マニュアル操作でもモーターがレンズを駆動する)、非球面レンズとEDレンズの投入、デジタル補正」を前提としたレンズ設計(パナソニック・ガイドライン)でした。 20…

Panasonic Lumix DC-G9 II (DP Review)

DP Reviewに、G9IIがのっています。 https://www.dpreview.com/reviews/panasonic-lumix-dc-g9-ii-initial-review-the-g9-series-matures

パナソニックにみるレンズの設計費用(15)設計思想の変化

パナソニックのMFTのレンズの設計思想は、最小は画質優先で、次いでサイズ優先になっています。GM1が出た2014年頃が、サイズ優先が一番きいています。 GM1のキットレンズの次の2本が典型です。 LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S LUMIX G VAR…

動画のVlogとRAW

パナソニックのG9には、6Kフォトがついています。 これは、簡単言えば、動画撮影です。 この機種では、フォーカス合成はJpegの動画の中から切り出すので、RAWにはなりません。 つまり、darktableで、RAW編集はできません。 2008年頃までのデジカメは、全てJp…

パナソニックにみるレンズの設計費用(14)中古レンズの市場

「パナソニックにみるレンズの設計費用」は、パナソニックの初期のレンズは、設計費用をかけているので、良いレンズが多いというストーリーです。 LUMIX G 20mm F1.7には、I型とII型があり、メーカーは、デザインの変更のみであるといっていますが、レビュー…