白畑児童公園~つくば市とその周辺の風景写真案内(811)

白畑児童公園

白畑児童公園は、洞峰公園から、100m位の距離にあります。

宮下児童公園ほどではありませんが、それでも、コンクリートの構造が多くあります。

写真1には、左に、コンクリートの壁があります。

こうした構造物があると、ボールが、公園の外の道路に飛び出さないメリットがあります。

ただし、構造物は、コンクリート以外に、植生、土盛りと植生、木材、土盛りと木材でつくることもできます。

コンクリートは古くなると、表面が汚くなります。

木材は、腐敗します。

植生は、枯葉がでます。

木材の腐敗や落ち葉は、生態系に必要な有機物です。

コンクリートに比べると、維持管理費がかかりますが、その分、植物や、鳥などの動物の食物連鎖に組み込まれます。

コンクリートが、汚く見えるのは、表面だけではなく、周辺の生態系に元気がないためでもあります。

写真1 白畑児童公園

写真2 白畑児童公園

写真3 白畑児童公園

Cindy Dyerさんが、マクロレンズを選ぶわけ

Cindy Dyerさんは、マクロ写真を好んでいます。

 

英国のガーデン写真では、マクロは使いません。

 

しかし、英国のガーデン写真を見てしまうと、日本の公園の写真を撮るのがいやになります。

 

英国のガーデン、特に、ナショナル・ガーデン・スキームに登録しているようなガーデンは、毎年少しずつ、改善しています。どこを変えたら良くなるかを考えて、改善しています。

 

つくば市内の公園は、年に数度草刈をするだけです。

 

木が枯れてしまっても、苗木を植えることすらしません。

 

毎年、公園を改善するシステムはありません。

 

都市計画は、ゾーニングすれば終わりで、景観を改善する維持管理は考えていません。

 

茨城県は、観光の魅力度で、毎年のように最下位付近をさまよっていますが、この状態では、当然と思われます。

 

茨城フラワーパークなど、入場料をとる公園は、それなりに整備されていますが、毎年少しずつ改善しているかというと、疑問がわきます。

 

ナショナル・ガーデン・スキームを見ると、景観の保全とは、ゾーニングすることではなく、住民が、毎年少しずつ、景観を改善していく意思をもつことが基本と思われます。

 

という訳で、不都合な部分を写真に写さないこと、英国のガーデンのような景観は望むべくもないので、広角の写真は諦めて、マクロレンズにシフトするのは、賢明な選択かもしれません。

 

写真1に、EF-M 18-150mm f / 3.5-6.3で撮影した写真を載せておきます。

 

便利ズームでも、この程度までなら、大写しにできます。

これ以上は、マクロレンズを使うことになります。

 

 

写真1

 

デジタル教科書がダメな訳~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(デジタル教科書は、教育の手段です。問題は、教育アプリ開発の目的が喪失していることです)

 

2022/06/23のDIAMOND ONLINEで、ITベンダー業界のトップアナリストである大和証券の上野真氏は、これまで構造改革を続けてきたNEC富士通など大手SIerが再成長のフェーズに入るほか、NTTデータ野村総合研究所といった数年来の勝ち組大手は、さらに盤石な立ち位置を確保sぐ、一方、新興IT系企業は先行き落ち込むと予想しています。

 

これは、2022/05/19のNewsweek藤野英人氏の見立てとは異なります。

 

この問題を論ずる前に、今回は、なぜ、デジタル教科書がダメであると言えるかを説明します。

 

これは、「ベンダーロックイン」にもつながる課題であり、コロナウイルス・アプリが使いものにならない理由でもあります。

 

1)IPとID

 

デジタル教科書は、コロナウイルス・アプリと同じように、通信アプリの1種です。

 

通信アプリの設計は、IPアドレスとIDの設計が基本です。

 

生徒にIDを与えないと、生徒毎、科目毎の進捗状況を把握し、管理できません。

端末(PC)は、IPアドレスを持っています。なので、IDとIPの照合(認証)をどのレベルで行うかを設計する必要があります。

 

生徒が教科を学習するので、生徒と教科は関連付けられ、構造体が定義されます。

 

生徒以外の変数は、教師、教育委員会文部科学省などですが、教師には、担任と教科があり、校長、学年主任などもあります。これらを全て、教師変数にするのか、分けるのか、構造体を使うか、セキュリティレベルをどのようにグループ化するのかの問題があります。

 

教科以外に、遅刻、欠席などのデータ、健康状態のデータも変数化すべきです。

 

虐め等の問題をスクリーニングで把握できるような変数も可能であれば付け加えるべきです。

 

これらの変数が決まれば、変数の間で通信を行うことになります。

 

この仕様であれば、スクリーニングで抽出できるレベルの虐めの予兆は、教育員会も、文部科学省も、リアルタイムで把握できます。ただし、上位機関が、教師を監視するのではなく、手助けすることが基本ですから、情報共有のルールを決めておく必要があります。生徒が、狂言をして、それに振り回されないような工夫も必要です。これはスクリーニングのレベルの問題でもあります。

 

2)開発手順

 

変数や、構造体、通信規約のサンプルコードを作って、公開します。

 

あとは、ベンダー間で、アプリのコンペを行い、上位3から5位のデモアプリを付属学校などの実験校で、実際にテストしてみて、最終的な発注先を決めることができます。

 

この手順であれば、「ベンダーロックイン」は起きません。

 

逆に言えば、大手ベンダーや、天下り先を確保したい省庁は、この手順を避けるはずです。

 

3)問題の根源

 

筆者が言わなくとも、こうした開発手順は、大手ベンダーや、中途採用組のデジタル庁の職員は、知っているはずです。

 

この辺りが、上野真氏と見解が分かれるところだと思います。

 

問題の根源は、目的と手段が逆転しているところにあります。

 

デジタル教科書は、手段にすぎません。現在の学校教育に必要とされていること、解決すべき問題点のリストがあれば、その課題に対して、DXは何ができるか、何をすべきかという、開発仕様がきまるはずです。

 

これは、ビジョンです。こうしたビジョンが出てこないで、目的と手段が逆転したままデジタル教科書を作ることは異常ですが、ヒストリアンが跋扈すれば、そうなることは、繰り返し、説明している事実です。

 

引用文献

 

富士通NECら大手ベンダー復権、新興DX系は先行者利益喪失!IT業界の5年後は「二極化」不可避 2022/06/23 DIAMOND ONLINE

https://diamond.jp/articles/-/304952

 

日本の未来が「おいしい」理由は2000年代のアメリカを見れば分かる 2022/05/19 Newsweek 藤野英人

https://www.newsweekjapan.jp/fujino/2022/05/2000.php

 

吾妻西児童館~つくば市とその周辺の風景写真案内(810)

吾妻西児童館

吾妻西児童館です。

吾妻西児童館があれば、吾妻東児童館もあるかという疑問がわきます。

吾妻東児童館はあります。ただし、小学校、保育所とセットではありません。

写真1は、吾妻保育所に隣接した入り口です。この部分は、保育所に似ています。

写真2と写真3は、児童館の建物です。2階建てなので、デザインが映えます。

保育所は平屋なので、アクセントをつけないと、印象が薄くなります。

写真1 吾妻西児童館

写真2 吾妻西児童館

写真3 吾妻西児童館

Cindy Dyerさんの Photography in the Garden

Cindy Dyerさんの Photography in the Garden

Cindy Dyerさんが、 Photography in the GardenというPDFの冊子を公開しています。

 

このCindy Dyerさんと、Cindy Dyer PhotographyのCindy Dyerさんは同一人物と思いますが、確証はありません。

 

冊子の中には、写真、機材、参考書がのっています。

 

要点をまとめてみました。

 

1)写真

 

Nikonのカメラで撮影したマクロ写真が多いですが、後半に、IPHONE PHOTOGRAPHYがのっています。これが、結構よく撮れています。



2)機材

 

以下のように書かれています。

 

(1) Nikon D800 or Nikon D7000

(2) Nikkor 105mm micro 2.8 VR lens

(3) Nikkor 18 -200mm 3.5 ED VR zoom lens

(4) Nikkor 24mm 2.8 ED lens



(2)のレンズは、以下と思われます。

価格は、ニコンダイレクトですが、情報が古いので、既に、(2)(3)(4)とも全て、廃番で、入手は不可能です。これは、フルサイズ対応なので、D800につけて使うと思われます。

 

 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

84,900円(税込) 

https://shop.nikon-image.com/

 

(3)のレンズに一番近いのは、以下です。おそらく、(3)は、この間違いだと思います。

 

 AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II

41,800円(税込) 

 

これは、APS-C用なので、D7000につけて使います。

 

(4)も、該当するレンズは、ありません。可能性があるのは、次の2種ですが、おそらく、2番目と思われます。

 

 AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED

91,575円(税込) 

 

 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

277,200円(税込) 

 

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは、プロ御用達のf2.8通しズーム3点セットに属します。

 

f2.8通しズームには、広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームがあり、どれも1本30万円くらいしました。

 

以上をまとめると、ガーデン写真のメイン機材は、 AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDのマクロレンズです。風景全体は、f2.8の広角ズームを使います。それ以外は、AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR IIの便利ズームを使う方針です。




3)参考書

 

以下の本が、参考書にあげられています。



(1)Macro Photography for Gardeners and Nature Lovers: The Essential Guide to Digital Techniques by Alan L. Detrick

(2)Macro Photography: Learning From a Master by Gilles Martin and Ronan Loaec

(3)Nature Photography Close-Up: Macro Techniques in the Field by Paul Harcourt Davies

(4)Small Things Big: Close-Up and Macro Photography by Paul Harcourt Davies

(5)Better Picture Guide to Flower & Garden Photography by Michael Busselle

(6)The Art of Garden Photography by Ian Adams 

(7)Close Up & Macro: A Photographic Guide by Robert Thompson

(8)Close-Up on Insects: A Photographer’s Guide by Robert Thompson

(9)Photographing Plants & Gardens by Clive Nichols

(10)The Art of Flower & Garden Photography by Clive Nichols

(11)Digital Macro & Close-up Photography by Ross Haddinott

 

全部で、11冊ありますが、マクロ関係が、(1)(2)(3)(4)(7)(8)(11)と7冊、64%を占めています。

 

つまり、Cindy Dyerさんにとって、ガーデン写真とは、第1にマクロ写真のことです。

 

108㎜は、キヤノンAPS-Cでは、68㎜に相当します。

 

Kiss M/M2で、撮影する場合には、EF-M 18-150mm f / 3.5-6.3または、EF-M55-200mmf / 4.5-6.3 で、68㎜をつかうことになります。

 

レンズが古いし、フルサイズ用なので、一旦外した シグマ105mmf/ 2.8は、Nikkor 105mm micro 2.8 VR に近いスペックです。画角がクロップされて1.6倍になりますが、確かに、選択の余地があるかも知れません。

ただし、純正のEF100mm F2.8L マクロ IS USMがあるので、安ければというところかもしれません。いずれにしても、買いにくいです。

 

EF-M 18-150mm f / 3.5-6.3と、EF-M55-200mmf / 4.5-6.3では、後者の方が良く写ると思いますが、最短撮影距離は、前者が、0.25m(18~50mm時)、0.45m(150mm時)で、後者が1mなので、EF-Mマウントでは、EF-M 18-150mm f / 3.5-6.3をつかうしか、手がありません。

 

ちなみに、シグマ105mmf/ 2.8の最短撮影距離は、31.2cmです。 

 

マクロレンズは、被写界深度が浅いですが、EF-M 18-150mm f / 3.5-6.3は、そうはならないので、ボケにくくなりますが、マクロ代わりなので、あまり大きな問題にはならないと思います。

 

以上のCindy Dyerさんの撮影法をKiss M/M2に、焼きなおせば、次になります。

 

(1)マクロレンズ

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM、または、EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMの68mmを使う。

(2)広角レンズ

EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMを使う。

 

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは、三脚がないと厳しいと思われます。



引用文献

 

Cindy Dyer Photography

http://cindydyerphotography.com/bio.html

 

Cindy Dyer Photography in the Garden

https://cindydyer.files.wordpress.com/2018/05/cindy-dyer-garden-photography.pdf

 

【レンズ性能評価】NIKON Nikkor-N Auto 24mm F2.8 -分析082

https://lensreview.xyz/nikon-ai-nikkor-n-24mm-f2-8-analyze/

 

 Botanic Garden for the Nation

https://www.govinfo.gov/content/pkg/GPO-CDOC-109sdoc19/pdf/GPO-CDOC-109sdoc19.pdf

 

デジタル教科書を巡って~2030年のヒストリアンとビジョナリスト

(現在のデジタル教科書の議論は、前時代のレガシーで的外れです)

 

2022/06/22の読売新聞に、「デジタル教科書使った授業、中学生ら4割で『目の疲れ』…『昼間に眠く感じる』も4割」と出ていました。

 

調べると、文部科学省「学習者用デジタル教科書普及促進事業」によりすべての公立小中学校に1~2教科の「学習者用デジタル教科書+教材」が配備されているようです。

 

ところで、「目の疲れ」以前に、現在のデジタル教科書を調べてみたところ、欠陥商品だと思いました。

 

文部科学省のHPには、「紙の教科書と同一内容をデジタル化」と意味不明なことが書かれています。

 

こうしてしまったら、デジタル化のメリットは出ません。

 

デジタル教科書のメリットは、インタラクティブであること、生徒1人1人の理解度をリアルタイムで、教員と生徒が確認できることです。

 

Project Jupyter、カーン・アカデミー、Moodle等を使ったことのある人であれば、このメリットは、直ぐに理解できるはずです。

 

例えば、算数の教科書に、計算問題がのっていれば、生徒は、デジタル教科書に答えを書き込んで、計算結果を教科書に、採点してもらうことができます。教師は、全生徒が、計算結果を書き込む時間、間違えた生徒を個別に確認でき、講義の速度を調整できます。計算結果を間違えた生徒は、再度、数字の違う問題を解きなおすことができます。これはMoodleであれば、乱数発生で、問題作成機能がついていますが、電子教科書に実装することは容易ですし、Moodleのように、ネットワークを通じて、問題を電子教科書に送信することもできます。生徒は、間違えた問題を重点的に復習できます。教科書での問題タイプ別の正答率のデータを用いてワークブックの問題を、生徒1人1人に合わせて、自動作成することもできます。こうすれば、優しすぎず、難しすぎない練習問題を解くことができます。なので、こうしたインタラクティブな機能は、当然実装されていると考えました。

 

試しに、東京書籍のHPを見て、電子教科書の内容を箇条書きにメモすると以下です。



(1)一括管理

(2)拡大

(3)リンク

(4)ペンツールでメモ

(5)文字の大きさを変える

(6)行間、配色を変える

(7)読み上げ機能(機械音声のみ)自然音声は教材扱いで除外

(8)ふりがな、分かち書き

(9)デジタルコンテンツ(動画)



ここには、インタラクティブな機能はありません。

 

電子教科書の検討員会のメンバーは、Project Jupyter、カーン・アカデミー、Moodle等を使ったことがないように思われます。

 

電子教科書の作成には、当然、大手ベンダーが関与していると思われます。大手ベンダーは、顧客を囲い込む「ベンダーロックイン」しか、考えていないのかも知れません。実際に、インタラクティブなデジタル教科書になると、米国のIT企業に勝てないので、避けている可能性もあります。

 

最近、政府は、米国のIT企業は、日本企業と合弁でなければ、参入を認めないような発言をしていますので、日本の大手ベンダーには、競争力がないことを自覚しているのかもしれません。

 

データサイエンティストは、理想的な電子教科書は、状況によって異なると考えます。画一的な教科書を作れば、必ず失敗します。

 

電子教科書の検討員会は、事前に電子教科書のあり方を検討してはいけません。これは、データサイエンスでは、不可能問題を解くことになるからです。

 

電子教科書は、自由に裁量して構わないが、電子教科書を使ったアウトカムズについて、電子教科書の検討員会が、評価して、提言する方法が、データサイエンスでは、正しいアプローチになります。この部分は、自然科学では、エビデンスに基づいた検証はできるが、検証なしに、正解に達することができないことに対応しています。

 

こう書くと、信じられない人も多いと思いますが、データサイエンスは、今までの慣習で行われてきた間違った方法を否定します。今までの慣習で行われてきた方法は、統計学上の誤りを抱えているので、それを続けても、正解に達することはありません。

 

それは、日本の技術力をおとし、経済を潰す方法でもあります。



引用文献



デジタル教科書使った授業、中学生ら4割で「目の疲れ」…「昼間に眠く感じる」も4割 2022/06/22 読売新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/77e938082bbba7c4fc34f7d53ab7604542aa713f

 

学習者用デジタル教科書について 文部科学省

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/1407731.htm

 

東京書籍のデジタル教科書・教材ラインナップ 

https://www.tokyo-shoseki.co.jp/ict/dkyokasho_el/#modal

 

吾妻保育所~つくば市とその周辺の風景写真案内(809)

吾妻保育所

吾妻保育所です。写真1と写真2の入り口のデザインは、特徴的ですが、写真3に見るように、保育所本体のデザインは、各段に個性的という訳ではありません。

他の地区と同じように、吾妻小学校、吾妻西児童館、吾妻保育所で、3点セットになっています。

写真1 吾妻保育所

写真2 吾妻保育所

写真3 吾妻保育所