2月第3週の東京都の感染者数のまとめ:補足
昨日まで、1週間で1日分しか、公開されていなかった、東京都の検査データが、2月19日まで、更新されました。その結果、昨日は不明であった点が、埋まりましたので、1日しかたっていませんが、データを差し替えておきます。
本文は、それに合わせて一部を修正しています。
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2月の第3週も終わるので、今週の2月20日(21日分も追加)までの感染者データをまとめておきます。
Google Transitデータも更新しました。
Googleの予測データも、2月17日版に更新して、これも7日移動平均をEstimatedでプロットしてあります。
>>以下が、大きな変更点です。
今週の東京都の検査データは、検査数が直近7日平均6,756.1 人(6,630.6 人)、陽性率が直近7日平均 4.1 %(5.1 %)です。これは2月19日の数値で、()は、2月1日のデータです。つまり、検査数は変化していませんが、陽性率が1%下がっています。
図1が、2月17日版のGoogleの予測値と、東京都の感染者数、経路不明感染者数です。
行動制限率は、7日移動平均では、ー41%で大きな変化はありません。感染者数と経路不明感染者の減少が止まっています。先週のGoogle予測では、感染者数は、3月に入ると200人を切るというものでしたが、図1では、200人は切らないようになっています。
先週の筆者の予測は、今後、「陽性率の減少がなければ、200人から300人の間くらいで、いったん足踏み状態になる可能性」があるというものでしたが、思ったより早く、300人を切る前に、足踏み状態に近づいています。ただし、東京都の検査データが1日しか進んでいないので、1週間の間の検査数と陽性率の変化は不明です。また、現在は、高原状態で、一休み後、更に感染者数が減少する可能性も高いので、先週の予測の評価はもう少し、保留したいと思います。
図2に、11月1日からの東京都の経路不明率と陽性率を示します。陽性率は1週間まえより移動平均では、1%下がったのですが、図2の平均していないデータでは、そろそろ下げどまっているように見えます。経路不明率は、足踏み状態で、減っていません。
図3に、感染者数の1週間前の同じ曜日との差を示しています。東京都が前週との比を使うようになったので、前週との減少比率(1week_ratio)もプロットしてあります。行動制限率はここのところ、-41%前後です。1week_ratioはゼロを中心に変動しており、感染者数の減少は止まっています。
図4は、1週間前との偏差です。最新のデータは2月19日です。1つの点が1週間前と比較した1日のデータです。陽性率の偏差はー1%を切って、変化が小さくなっています。一方、検査人数の偏差は、-1000人前後減っています。
Go Toトラベルの影響で、2020年11月の個人旅行は、2019年の11月の170%という数字が出ていました。前年の1.7倍まで旅行者が増えれば、感染が増えるのも当たり前と思います。結局、11月に感染が増えた原因が分析できていませんので、1月に感染が減少した原因も、ここ1週間で、感染の減少が止まってきた原因もわからないという状態にあります。東京都で、300人台は外国に比べ少ないから、問題は少ないという判断もできますが、緊急事態宣言を解除すれば、行動制限率は-30%まで、10%くらいは大きくなると思われます。補助金支出が途切れれば、おのずとそうなります。現状が均衡点であれば、行動制限を緩和すれば、感染者数は、増加に転じると思われます。ただし、世界的な感染者数の減少傾向をみれば、直ぐに感染者数が増える心配はないかもしれません。現在は決め手に欠けている状態と思われます。
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COVID-19 感染予測 (日本版) 2月10日版、2月17日版
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NHK特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
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都内の最新感染動向
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
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Google Mobile Report
https://www.google.com/covid19/mobility/ Accessed: <2021.2.20>2021-2-18version.